益田川以東は市内でも特に多くの古墳が分布する地域です。なかでも久城丘陵のほぼ中央に位置するスクモ塚古墳は、石見はもちろん県内でも最大(全長約96メートル)の前方後円墳です。前方部の上に壇状の高まり(以下、「方形壇」)を設けているのが特徴です。
後円部の上段斜面には石が葺かれ、後円部の墳頂とテラスおよび方形壇の墳頂には円筒埴輪を配列していたことがわかっています。
出土した円筒埴輪から古墳時代前期末~中期初頭(4世紀後葉)に築造されたことが判明しています。
土を高く盛り上げ、葺石と埴輪によって、飾り立てられた巨大なお墓は、古代益田の繁栄を物語っています。
観光スポット案内
所在地 | 益田市久城町字須久茂塚 |
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アクセス情報 | 車:益田駅より10分 |
駐車場 | 駐車場有り |
トイレ | 無し |