背後に山地を背負って構える屋敷構えは壮大で、 古くは三方に水流の濠をもち、中央には主屋、表側には長屋門、そして勘場、牛舎、養蚕室、二階倉が立ち並び、側面は土壁で仕切られていました。
美濃地屋敷は、たたら業の支配人として尽力する一方で、村政を統括する庄屋を務め、江戸時代後期には数村を管理下におく割元庄屋(大庄屋)をたびたび命じられるなど、被支配者層の頂点をきわめた家柄でした。
通常の屋敷が四間取り系であるのに対して、当家は六間取り系で、代官などの支配階級者の接待のための座敷の間があることが特徴です。 土間から見上げる力強い梁組は五段からなり、とくに牛引き梁は方三尺(約1m)もあって、これを支える大黒柱は方一尺一寸(約30cm)を測り、富裕な庄屋であった威厳さを今に伝えています。国指定文化財(主屋、米蔵)。
※改修工事の為2023.3月末まで休業。2023.4月1日から開館
観光スポット案内
所在地 | 益田市匹見町道川イ50 |
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営業時間 | 9:00~16:00 |
休業日 | 月曜日、祝日の翌日 |
連絡先 | 0856-58-0250 |
アクセス情報 | 車:益田駅から46分 |