この地は柿本人麿の生誕地とされ、1710年津和野藩主亀井茲親が創建しました。本殿は権現造りで、妻破風の拝殿です。
奈良時代から語部綾部家によって代々守りつづけられており、現代の当主は50代目です。綾部家は柿本家の語部として大和から下向してきました｡

人麿七体像：7体とも高さ60cm前後の彩色された木像で、「人麿が突然戸田の柿木の下に出現し、語部綾部家で養育された」という伝承に基づき､合掌した童子と驚いた様子の養翁嫗の姿が表現豊かに刻まれています。津和野藩御用彫刻師 大島松渓の作。
戸田柿本神社拝殿前の梁にあるすばらしい龍の浮き彫りや組物、ご神体と七体像、高津柿本神社の神馬も松渓の作です。
※見学には事前連絡が必要です。
人麿遺髪塚：戸田柿本神社の近くには、人麿の遺髪を埋葬したという「人麿遺髪塚」があります。
拝殿正面の竜などの彫刻も、神像を彫刻した大島松渓の作 鄙にはもったいないほどの作品群で、これらも一見の価値があります

観光スポット案内

所在地	島根県益田市戸田町イ856
営業時間	終日開放 （但し、人麿七体像の見学は9～17時※要事前連絡）
連絡先	0856-28-0307
アクセス情報	電車：戸田小浜駅（徒歩16分） バス：小浜江崎線「植松」下車（29分）－徒歩12分ー
駐車場	有り
トイレ	無し
御朱印	有り（要連絡）

地図